デジタルカメラの高画素化について。
昨年末ぐらいに相次いで2000万画素クラスのデジタルカメラが発売されました。
2000万画素クラスというと、350dpiの印刷サイズで、およそA3サイズになります。
ただ、今までも1280万画素のカメラでリサイズしてデータをつくり、A4見開きに使っていましたから、
さらに、大きく使うことができると思います。
そのため、最近は、大型カメラを使う事も少なくなりました。
以前はA4見開きというと、4×5カメラを使っていたためロケになるとフィルムが大変でしたが・・・
ただ、いくつか問題点もあります。
第一にレンズの解像度や収差が目立つようになってきました。
一部の高級レンズをのぞいて、解像度が画素数に追い付いていなくて、
ぼやっとした印象になってしまいます。
とくに広角レンズを使うと、画像の四隅が流れてしまいます。
最近は後処理で、周辺光量や歪曲収差、色収差が補正できますが。完璧ではありません。
高画素デジカメ用のレンズが必要になってくるでしょう。
また、高画素カメラといっても、今までと同じ35ミリ一眼レフのかたちをしているので、
撮影のしかたが今までと同じになりがちですが、手ぶれとピントには、非常に気を使います。
とくに300ミリクラスの望遠レンズを使うと、三脚を使っていてもぶれてしまうことがあります。
ブレを防ぐにはシャッタースピードを今まで以上に速くするか、ミラーアップで撮影する必要があります。
とにかく、画質はすばらしいので、
これからますますデジタルカメラを活用して行きたいと思います。
2009. 3.10 shimamura